2022-02-26 私とは 父親① 私の父親はいわゆる戦争孤児である。 戦争に行った私の祖父は一度生きて帰って来たそうだが、生きて帰った祖父に対し 『生きて帰るとは何事か!!』 と父親に怒鳴られたようで、 『ほな死んだるわ!!』 と、また戦争に志願し戦死したそうである。 なんともいえない時代…。 その時にお母さんのお腹にいた私の父。 父の母親は産後の肥立ちが悪く、父が生後24日でこの世を去った。 そして私の父は戦死するのが当たり前と息子に諭した祖父に育てられることになる。