黒縁の額。 遺影だと確信したのは顔の輪郭が見えた時だった。 Σ(⊙ω⊙)? その写真を見た時一瞬目を疑った。 なぜなら、その女性が夫の母にそっくりだったからだ。 彼女はまだ生きている。 なんで? 誰? 自然と眉間にシワが寄る。 白カビに覆われた遺影をきれ…
盆法要の為にお坊さんが訪れる朝。なんの前触れか分からないが仏間を片付けることに。 まずは飾り床。見えている部分を綺麗に拭き、下にある小な襖を開けてみた。 その中は蜘蛛の巣と白カビで全体が覆われ、その奥に紙袋と額がある。 恐る恐る紙袋を引きずり…
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